チェルシーが、今夏の移籍市場で新たな正守護神の確保に動き始めました。
現在、ACミラン所属のフランス代表GKマイク・メニャンの獲得に向けて交渉中との報道が入っています。
長年安定しなかったGKポジションの問題解決に、ついに本格的な動きが始まった形です。
- チェルシーがマイク・メニャン獲得に向けてACミランと交渉中
- ミランの要求額は約2,500万ポンド
- チェルシーは減額交渉を進めている
- メニャン本人は移籍に前向き
- チェルシーは長年GK問題を抱えており、新守護神を模索中
チェルシー、正GK問題の解決へメニャン獲得を模索
2025年夏の移籍市場において、チェルシーが最優先ターゲットとして狙っているのが、ACミランの守護神マイク・メニャン(29歳)です。
BBCの報道によると、両クラブ間で現在交渉が行われており、ミランは移籍金として約2,500万ポンド(約50億円)を要求しています。
一方でチェルシー側は、その額をやや高いと判断しており、減額を目指して交渉を続けている状況です。
マイク・メニャンの実績と評価
マイク・メニャンは2021年にリールからACミランに加入。以降、正守護神として活躍を続け、セリエA優勝にも貢献しました。
国際舞台でも、ウーゴ・ロリスの代表引退後はフランス代表の正GKを務め、すでに30キャップを誇ります。
安定感のあるシュートストップ、冷静なビルドアップ参加能力、高精度なパントキックが高く評価され、欧州でもトップクラスのGKと見なされています。
主なキャリア実績
所属クラブ | 期間 | 出場数 |
---|---|---|
パリ・サンジェルマン | 2013-2015 | 0試合 |
リール | 2015-2021 | 150試合以上 |
ACミラン | 2021-現在 | 100試合以上 |
フランス代表 | 2020-現在 | 30キャップ |
チェルシーが抱えるGKポジションの迷走
チェルシーはここ数年、GKポジションにおいて安定した人材確保に苦戦しています。
2018年にはケパ・アリサバラガを7,100万ポンド(世界最高額)で獲得しましたが、期待されたパフォーマンスを発揮できず。
続いて2020年にはエドゥアール・メンディを獲得したものの、こちらも2023年にサウジアラビアへ移籍。
その後もロベルト・サンチェス、ジョルジェ・ペトロヴィッチ、フィリップ・ヨルゲンセンらを補強しましたが、いずれも完全な信頼は得られていません。
特に昨季はGK起用が流動的で、サンチェスとヨルゲンセンが入れ替わりで出場。ペトロヴィッチに至ってはストラスブールへローン移籍していました。
メニャン獲得が実現すればチェルシーの守備陣が完成へ
もしマイク・メニャンの獲得が実現すれば、チェルシーにとっては数年ぶりに盤石な守護神を手に入れることになります。

現代型のGKとしてビルドアップ参加にも長けており、若手中心に再編中のチームに安定感をもたらす存在になるでしょう。
特に、現監督エンツォ・マレスカの志向するボール保持型のサッカーにおいて、メニャンのフィード力は非常に相性が良いと言えます。
ディフェンス陣の若手育成にも、好影響を与えることが期待されます。
今後の注目ポイント
現時点では、チェルシーとミランの間で移籍金の調整が最大の焦点です。
ただし、メニャン本人が移籍に前向きという報道が出ているため、金額面で折り合えば早期合意の可能性も十分にあります。
すでにチェルシーは新監督就任後、積極的な補強に動いており、今夏の目玉補強になる可能性もあります。
今回のメニャン獲得交渉は「非常に現実的」と見ています。理由は以下の通りです。
- 本人の移籍志向:メニャン本人がプレミア挑戦に前向き
- ミランの経営事情:財務的に売却益を確保したいミラン側
- チェルシーの即戦力志向:若手育成と即戦力補強のバランスが必要な現状

実現すれば、チェルシーの今後5年を支える大型補強になる可能性が高いでしょう。