欧州女子サッカーの頂点を決める「UEFA女子チャンピオンズリーグ2024-25」が、いよいよクライマックスを迎えます。
今季の決勝戦は、ポルトガル・リスボンのエスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデで開催される予定です。
強豪アーセナルとバルセロナが織りなす歴史的な一戦を、見届けない手はありません。
本記事では、女子チャンピオンズリーグについて徹底解説するので、ぜひ最後までお読みください。

大会の流れや出場クラブを説明するだけでなく、優勝クラブも予想してみました。
UEFA女子チャンピオンズリーグとは?
そもそも、UEFA女子チャンピオンズリーグとは、どのような大会なのでしょうか?



大会の概要と流れについて、わかりやすく説明します。
ヨーロッパの女子クラブチームによる最上位の大会
UEFA女子チャンピオンズリーグは、欧州サッカー連盟が主催する、ヨーロッパの女子クラブチームによる最上位の大会です。
欧州サッカー連盟の通称が「UEFA」なので、「UEFA女子チャンピオンズリーグ」と呼ばれています。
英語での名称は、「UEFA Women’s Champions League」です。
略して「UWCL」と言うこともあるので、覚えておきましょう。


2001年に「UEFA女子カップ」として創設され、2009年から現在の名称に変更されました。



この大会は、各国の女子リーグで優秀な成績を収めたクラブが出場し、ヨーロッパの頂点を競います。


大会の流れ
UEFA女子チャンピオンズリーグ2024-25シーズンの流れは、以下の通りです。
このシーズンで、現行の16チームによるグループステージ形式が終了となります。



次回の女子チャンピオンズリーグでは、これまでとは違う流れで大会が進行するでしょう。
予選ラウンドは、2つのラウンドで構成されています。
ラウンド1は2024年の9月4日と7日の、2日間にわたって行われました。
ミニトーナメント形式で開催されるのが特徴で、各グループの勝者がラウンド2に進出する仕組みです。
ラウンド2は、2024年の9月18日および25日に開催されました。
ホーム&アウェイ方式の2試合制で、勝者がグループステージに進出するルールとなっています。
16チームがAからDまでの4つのグループに分かれて対戦するのが、グループステージです。
各チームは、同じグループ内の他の3チームとホーム&アウェイ方式で対戦し、合計6試合を行います。
各グループの上位2チーム(計8チーム)が、ノックアウトステージ(準々決勝)に進出できる仕組みです。
ループステージを勝ち抜いた8チームによって争われるのが、ノックアウトステージです。
このステージは、準々決勝、準決勝、決勝の3つのラウンドで構成されています。
ホーム&アウェイ方式で進行するのが特徴です。
ノックアウトステージには、以下が含まれます。
- 準々決勝(3月18日・19日・26日・27日)
- 準決勝(4月19日・20日、26日・27日)
- 決勝(5月24日)
歴代優勝チーム一覧
これまでの女子チャンピオンズリーグの優勝クラブとその回数を、一覧にしてみました。



こうしてみると、ドイツとフランスのクラブが、多くのタイトルを獲得していることが分かりますね。
クラブ名(国) | 優勝回数 | 優勝年 |
---|---|---|
オリンピック・リヨン (フランス) | 8回 | 2011, 2012, 2016, 2017, 2018, 2019, 2020, 2022 |
アイントラハト・フランクフルト(ドイツ) | 4回 | 2002, 2006, 2008, 2015 |
FCバルセロナ (スペイン) | 3回 | 2021, 2023, 2024 |
VfLヴォルフスブルク (ドイツ) | 2回 | 2013, 2014 |
ウメオIK (スウェーデン) | 2回 | 2003, 2004 |
1.FFCトゥルビネ・ポツダム (ドイツ) | 2回 | 2005, 2010 |
アーセナルFC (イングランド) | 1回 | 2007 |
FCR2001デュイスブルク (ドイツ) | 1回 | 2009 |
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女子チャンピオンズリーグ2024-25の出場チーム一覧
2024–25シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグに出場した全16クラブを一覧にしました。



太文字のチームは、予選ラウンドに参加せず、直接出場しています。
- アーセナルFC(イングランド)
- マンチェスター・シティFC(イングランド)
- レアル・マドリードCF(スペイン)
- ユヴェントスFC(イタリア)
- ASローマ(イタリア)
- VfLヴォルフスブルク(ドイツ)
- FCトゥウェンテ(オランダ)
- SKNザンクト・ペルテン(オーストリア)
- ヴォレレンガIF(ノルウェー)
- セルティックFC(スコットランド)
- ハンマルビーIF(スウェーデン)
- ガラタサライSK(トルコ)
- FCバルセロナ(スペイン)
- オリンピック・リヨン(フランス)
- FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- チェルシーFC(イングランド)


これまでの女子チャンピオンズリーグの展開をおさらい
2024–25シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグは、予選ラウンドから決勝まで、ヨーロッパ各地の強豪クラブが熱戦を繰り広げました。
今回は、グループステージ形式で行われる最後の大会となるため、特に注目を浴びたのではないでしょうか。
ここで、今シーズンの女子チャンピオンズリーグの展開を、おさらいしておきましょう。



私も、思わず食い入るように試合を観戦していました(笑)
予選ラウンド
予選ラウンドは、ラウンド1とラウンド2の2段階で構成され、合計68チームが参加しています。
ラウンド1では、ミニトーナメント形式で各グループの勝者がラウンド2に進出し、ラウンド2ではホーム&アウェイ方式の2試合制で対戦が行われました。
最終的に、以下の12チームがグループステージへの出場権を獲得しています。
- チャンピオンズパス(7チーム)
-
- ASローマ(イタリア)
- ハンマルビーIF(スウェーデン)
- FCトゥウェンテ(オランダ)
- ガラタサライSK(トルコ)
- SKNザンクト・ペルテン(オーストリア)
- ヴォレレンガIF(ノルウェー)
- セルティックFC(スコットランド)
- リーグパス(5チーム)
-
- レアル・マドリードCF(スペイン)
- ユヴェントスFC(イタリア)
- マンチェスター・シティFC(イングランド)
- VfLヴォルフスブルク(ドイツ)
- アーセナルFC(イングランド)
これらの12チームは、グループステージに直接進出した4チームとともに、全16チームで本大会のグループステージを戦いました。



直接進出したのは、FCバルセロナ、オリンピック・リヨン、FCバイエルン・ミュンヘン、チェルシーFCの4チームです。
グループステージ
グループステージには、予選を勝ち抜いた12チームと、直接出場した4チームの計16チームが参加しました。
AからDまでの各グループ、4チームで構成され、赤文字の上位2チームが、ノックアウトステージに進出しています。
- グループA
-
- リヨン(フランス)
- ヴォルフスブルク(ドイツ)
- ローマ(イタリア)
- ガラタサライ(トルコ)
- グループB
-
- チェルシー(イングランド)
- レアル・マドリード(スペイン)
- トゥウェンテ(オランダ)
- セルティック(スコットランド)
- グループC
-
- アーセナル(イングランド)
- バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
- ユヴェントス(イタリア)
- ヴォレレンガ(ノルウェー)
- グループD
-
- バルセロナ(スペイン)
- マンチェスター・シティ(イングランド)
- ザンクト・ペルテン(オーストリア)
- ハンマルビー(スウェーデン)



今回の女子チャンピオンズリーグでは、グループステージの上位2チームが直接準々決勝に進出する形式が採用されたため、ラウンド16(ベスト16)は行われていません。
準々決勝(ベスト8)
準々決勝には、グループステージを勝ち抜いた8チームが進出しました。
ベスト8ともいえる準々決勝は、ホーム&アウェイ方式の2試合制です。



準々決勝は、強豪クラブ同士の白熱した試合が展開され、大盛り上がりでした。
対戦カード | 勝者(合計スコア) |
---|---|
レアル・マドリード(スペイン) vs アーセナル(イングランド) | アーセナル(3-2) |
マンチェスター・シティ(イングランド) vs チェルシー(イングランド) | チェルシー(3-2) |
ヴォルフスブルク(ドイツ) vs バルセロナ(スペイン) | バルセロナ(10-2) |
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ) vs リヨン(フランス) | リヨン(6-1) |
準決勝(ベスト4)
準決勝も、ホーム&アウェイ方式の2試合制で行われています。
準々決勝を勝ち抜いた4チームが対戦するため、「ベスト4」と呼ばれることもある準決勝。
各チームが決勝進出をかけて全力を尽くし、ファンにとっても見応えのある試合が繰り広げられました。
対戦カード | 勝者(合計スコア) |
---|---|
アーセナル(イングランド) vs リヨン(フランス) | アーセナル(5–3) |
バルセロナ(スペイン) vs チェルシー(イングランド) | バルセロナ(8–2) |



決勝戦のアーセナルvsバルセロナは一発勝負のため、観戦する側もドキドキしてしまいます。


女子チャンピオンズリーグの順位と試合結果【最新情報】
2024–25シーズンの、UEFA女子チャンピオンズリーグにおける、グループステージの最終順位を、見ていきましょう。



各グループの上位2チームが、準々決勝に進出しました。
グループA
グループAでは、オリンピック・リヨンが全勝で首位通過し、その実力を改めて証明しました。
VfLヴォルフスブルクも安定したパフォーマンスで2位を確保。
ASローマは、勝ち点で並ぶも得失点差で惜しくも3位になってしまいました。



ガラタサライは、初出場ながらも厳しい結果となりましたね。
順位 | チーム名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | オリンピック・リヨン(フランス) | 19 |
2位 | VfLヴォルフスブルク(ドイツ) | 16 |
3位 | ASローマ(イタリア) | 12 |
4位 | ガラタサライ(トルコ) | 1 |
グループB
チェルシーFCは全勝でグループステージを制覇し、攻守にわたるバランスの良さを見せつけました。
レアル・マドリードも4勝を挙げ、初の準々決勝進出を果たすなど、大きな成長を遂げています。



FCトゥウェンテとセルティックFCは力及ばず、グループステージでの敗退となりました。
順位 | チーム名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | チェルシーFC(イングランド) | 19 |
2位 | レアル・マドリード(スペイン) | 20 |
3位 | FCトゥウェンテ(オランダ) | 9 |
4位 | セルティックFC(スコットランド) | 1 |
グループC
アーセナルFCとFCバイエルン・ミュンヘンが激しい首位争いを繰り広げ、最終的にアーセナルが1位通過を果たしました。



ユヴェントスFCは2勝を挙げるも上位進出はならず、ヴォレレンガは1分5敗と、苦しい結果となりましたね。
順位 | チーム名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | アーセナルFC(イングランド) | 17 |
2位 | FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ) | 17 |
3位 | ユヴェントスFC(イタリア) | 4 |
4位 | ヴォレレンガ(ノルウェー) | 3 |
グループD
FCバルセロナは26得点と圧倒的な攻撃力でグループを制し、マンチェスター・シティも、同勝ち点ながら得失点差で2位となりました。



ハンマルビーIFとSKNザンクト・ペルテンが、上位との差を埋められなかった点が、悔やまれます。
順位 | チーム名 | 得点 |
---|---|---|
1位 | FCバルセロナ(スペイン) | 26 |
2位 | マンチェスター・シティ(イングランド) | 11 |
3位 | ハンマルビーIF(スウェーデン) | 5 |
4位 | SKNザンクト・ペルテン(オーストリア) | 4 |


女子チャンピオンズリーグ決勝戦の詳細
UEFA女子チャンピオンズリーグの決勝戦は、間もなくの開幕です。



対戦チームや日程などの詳細を、チェックしておきましょう。
対戦チームはアーセナルvsバルセロナ
決勝戦の対戦チームは、アーセナルvsバルセロナです。


アーセナルは、2006–07シーズン以来18年ぶりのタイトル獲得を目指し、バルセロナは3連覇を狙います。
特に注目されるのは、今季アーセナルに移籍したマリオナ・カルデンテイ選手が、古巣バルセロナとの対戦に臨む点です。
日程は国により異なる
女子チャンピオンズリーグのキックオフは、試合の行われるポルトガル・リスボンの現地時間で、5月24日(土)の午後5時になります。
日本時間で計算すると、5月25日(日)の午前1時です。





配信を視聴する際は、日本時間を参考にしてください。
場所はリスボン
試合が行われるのは、ポルトガル・リスボンの、「エスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデ」です。
このスタジアムは、ポルトガル・リスボンに位置し、スポルティングCPの本拠地として知られています。
2003年に開場し、UEFA EURO 2004の準決勝や2005年のUEFAカップ決勝など、数々の重要な試合が開催された歴史あるスタジアムです。


女子チャンピオンズリーグ決勝戦の視聴方法
UEFA女子チャンピオンズリーグの決勝戦は、どうやって視聴すれば良いのでしょうか。
ここでは、女子チャンピオンズリーグの視聴方法について、解説します。



より高画質で視聴したい方には、ビッグベットカジノがおすすめです。
- DAZN(ダゾーン)
- YouTube(DAZN Women’s Football公式チャンネル)
- UEFA公式アプリ
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女子チャンピオンズリーグ決勝戦の勝敗予想
UEFA女子チャンピオンズリーグ決勝戦は、バルセロナとアーセナルのどちらが勝利をおさめるのでしょうか?
勝敗を予想してみたので、参考にしてください。
バルセロナが優位
予想はなかなか難しいですが、過去の試合結果や最新の状況を踏まえると、バルセロナが優位といえるでしょう。
バルセロナは、近年の女子チャンピオンズリーグにおいて、圧倒的な強さを誇っているクラブチームです。
過去4年間で3度の優勝を果たし、今シーズンも準々決勝でヴォルフスブルクを合計10-2、準決勝でチェルシーを合計8-2で下すなど、攻守にわたる安定感を見せています。
主力選手のアレクシア・プテジャスやアイタナ・ボンマティ、キャロライン・グラハム・ハンセンらが健在で、戦力が非常に高いです。



ブックメーカーのオッズでは、バルセロナが1/5(約83%の勝率)で優勝候補とされています。


アーセナルの勝利はキャプテン次第
対するアーセナルは、2007年以来の決勝進出を果たしました。
準決勝では、8度の優勝を誇るリヨンを逆転で下すなど、勢いに乗っています。
特に今シーズン加入した、元バルセロナ選手のマリオナ・カルデンテイ選手をはじめ、キャプテンのキム・リトル選手やアレッシア・ルッソ選手など、経験豊富な選手たちも多いです。
アーセナル優勝の可能性も十分ありますが、バルセロナの経験から裏打ちされた攻撃力は脅威といえます。
運命は、アーセナルのリトル選手が左右するといってもいいでしょう。



ブックメーカーにおいて、アーセナルの勝率は4/1(約17~20%)となっていますが、これまでの試合で見せた粘り強さと逆転劇から、番狂わせの可能性も十分にあるでしょう。




女子チャンピオンズリーグに関するよくある質問
UEFA女子チャンピオンズリーグに関して、よく寄せられる質問を集めてみました。



それぞれの質問に対する回答をチェックして、決勝に備えましょう。
どのクラブが最も多くのタイトルを獲得していますか?
フランスのオリンピック・リヨンが最多の8回の優勝を誇ります。
イングランドのクラブでは、アーセナルが2006–07シーズンに唯一の優勝を果たしました。
日本のクラブチームは出場していますか?
UWCLはUEFA加盟国のクラブチームが対象であり、日本のクラブチームは出場資格がありません。
日本のクラブチームは、アジアサッカー連盟(AFC)が主催する「AFC女子チャンピオンズリーグ」に出場しています。
女子チャンピオンズリーグで、日本人選手は活躍していますか?
多くの日本人選手が欧州のクラブチームに所属し、女子チャンピオンズリーグに出場しています。
例えば、長谷川唯選手、藤野あおば選手、山下杏也加選手などは、マンチェスター・シティで活躍中です。
ビッグベットカジノ以外のブックメーカーで、女子チャンピオンズリーグの試合を視聴できますか?
次回の女子チャンピオンズリーグは、いつ開催されますか?
次回のUEFA女子チャンピオンズリーグ(2025–26シーズン)は、2025年7月30日(水)に開幕します。
2026年5月22日から24日の間に、ノルウェー・オスロのウレヴォール・スタディオンで決勝戦が開催される予定です。


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2024-25シーズンのUEFA女子チャンピオンズリーグは、アーセナルとバルセロナという欧州屈指のクラブが決勝で対戦する、歴史的な一戦となります。
今大会は現行の16チームによるグループステージ形式が最後となり、次シーズンからは新たな形で退会が開催される予定です。
この節目の大会を締めくくる決勝戦は、女子サッカーの未来を象徴する試合となるでしょう。
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一緒に、女子チャンピオンズリーグ決勝戦の結末を見届けましょう!