2024年夏以降、オランダの強豪フェイエノールトでプレーする日本代表FW・上田綺世が、欧州の舞台で大きな注目を集めています。
度重なるケガを乗り越えて先発の座を掴み、今季は公式戦9得点と確かな成長を見せています。
本記事では、上田綺世の2025年最新の活躍状況と日本代表での動向、さらには今後のキャリア展望について詳しく解説します。
- エールディヴィジで21試合7得点と、フェイエノールトの主力として定着
- 負傷による離脱を経て、2025年春に完全復帰し、得点力も回復
- チームのチャンピオンズリーグ予選圏確保に貢献
- 日本代表でも14ゴールを記録し、エース候補としての評価が定着
フェイエノールトでの躍進:得点力と存在感が際立つシーズン
上田綺世は、2024年夏にベルギーのセルクル・ブルージュから、フェイエノールトへ完全移籍。移籍当初はベンチスタートも多く、プレー時間も限られていましたが、冬以降に出場機会が増加。
特に2025年4月から5月にかけては、リーグ6試合中5試合でスタメン出場し、3得点を記録しました。
注目すべきは、第33節RKCワールワイク戦でのゴール。前半の貴重な先制点を挙げ、チームの勝利とともに来季のチャンピオンズリーグ予選出場権を確定させた試合です。
欧州でのシーズン途中加入でありながら、フェイエノールトの前線で確かな存在感を示しています。
筆者としては、彼の得点力はもちろんですが、守備への献身や味方との連携能力も高く評価しています。
ゴール前に飛び込む勇気とポジショニングのセンスは、まさに“欧州仕様”のストライカーと呼ぶにふさわしい進化を遂げています。
ケガを乗り越えた精神力とプロ意識の高さ
2024年11月、上田はハムストリングの肉離れで約2ヶ月の離脱を強いられました。
一時は代表活動も見送りとなり、懸念されていたシーズン中の復調。しかし2025年1月にはトレーニングに復帰し、2月には実戦復帰。以降、得点を重ねながら徐々にフィットネスを取り戻していきました。
この復帰劇は、単なるフィジカル面の回復ではなく、強いメンタリティとプロ意識の表れだと感じます。
一般的に、ケガ明けの選手は出場を急がず慎重になりますが、上田は出場チャンスを確実にものにして、自らポジションを勝ち取っていったのです。
オランダの現地メディアでも、復帰後の彼のプレースタイルや試合への集中力が高く評価されています。
個人的には、彼のような粘り強さこそが、今後の欧州挑戦において重要な武器になると考えています。
日本代表での地位も安定。エース候補としての自覚
上田綺世は、2023年以降、日本代表でもコンスタントに出場しており、これまでに通算31試合14ゴールという成績を残しています。
ゴール数に関しては森保ジャパンでもトップクラスで、ここ数年で最も結果を出している選手の一人と言えるでしょう。
2025年3月に行われたW杯予選のアウェー戦でも先発出場し、前線からのプレスやポストプレーで攻撃の起点となりました。
ゴールこそなかったものの、チームに不可欠な存在として機能していたのは間違いありません。
代表において彼が担う役割は「点を取る」だけではなく、味方を活かす動きや試合の流れを読む嗅覚など、多岐に渡っています。
個人的には、浅野拓磨や古橋亨梧などタイプの違うFWと組み合わせた際に、上田のプレースタイルがより際立つと感じています。
欧州クラブからの評価と、今後のキャリア展望
今季の活躍を受けて、すでにいくつかの欧州クラブが上田に関心を示していると報じられています。
特にドイツ・ブンデスリーガやフランス・リーグ・アンのクラブが、オファーを検討しているという噂もあるほどです。
フェイエノールトとしても、CL予選出場を控えており、来季はより強力なスカッドが必要になる見通し。
その中で上田がチームに残り、エースとしてCL本戦出場を目指すのか、もしくは新たな挑戦を求めて移籍するのか、ファンとしては注目せざるを得ません。
筆者個人としては、CL予選のステージを経験し、真の「欧州トップストライカー」へと進化する姿を期待しています。
彼のストイックな姿勢と着実な成長を見る限り、その未来は十分に現実的だと感じます。
プライベートも充実。家族の支えが力に

2025年6月、上田綺世は妻であるモデル・森田望智さんとのハワイ旅行が一部メディアで報じられました。
試合のないオフ期間を使ってリフレッシュし、家族と過ごす時間を大切にする姿勢が見て取れます。
プロのアスリートにとって、精神的な安定はパフォーマンスに直結する要素です。
特に欧州という異国の地で戦う中で、家族の支えは大きな安心材料になります。こうしたプライベートの充実も、上田の好調ぶりに影響していると見られます。
欧州で進化する“真の9番”上田綺世のこれからに注目
上田綺世は、2024-25シーズンのフェイエノールトで7得点、公式戦通算9得点を挙げ、CL予選進出に大きく貢献しました。
ケガによる離脱もありながら、精神力とプロ意識で完全復帰し、日本代表でも着実に成果を上げています。
欧州での評価も高まっており、今後はさらにステージの高い舞台での活躍が期待されます。2025年以降のキャリアは、まさに“日本代表のエース”としての真価が問われる時期となるでしょう。
彼の成長を追い続けることは、日本サッカーの未来を見ることにもつながります。