2025年6月、アメリカで開催中のFIFAクラブワールドカップ(正式名称:FIFA Club World Cup USA 2025)に、Jリーグの浦和レッズがアジア王者として出場しています。
世界中の強豪クラブが集うこの大会で、浦和レッズはどのような戦いを見せているのか?
最新の試合結果や注目ポイント、今後の試合予定まで、わかりやすく解説します。
- 浦和レッズはクラブW杯2025でインテル、リーベルらと同組に入り2連敗、グループステージ敗退が決定
- 渡邊凌磨がインテル戦で先制ゴールを決めるなど、個人の活躍も光った
- 最終戦は6月25日(日本時間26日)にモンテレイと対戦、意地の一戦へ
- 決定力・守備連携・経験値の差が課題に。今後のJリーグ・アジア戦での活躍に期待
クラブワールドカップ2025とは?
2025年の大会からクラブW杯は新フォーマットに刷新され、4年に1度開催される“ワールドカップ型”に変更。
これにより、従来の7チーム制から大幅に拡大され、各大陸の強豪クラブが出場する「ミニW杯」の様相を呈しています。

今回の開催地はアメリカ。MLSをはじめ、欧州・南米のビッグクラブが集結し、世界中の注目が集まっています。
浦和レッズは、2022年のAFCチャンピオンズリーグ王者として、アジア代表としての出場権を獲得しました。
浦和レッズのグループステージ結果
浦和レッズは「グループE」に組み込まれ、強豪のインテル(イタリア)、リーベル・プレート(アルゼンチン)、モンテレイ(メキシコ)と対戦しています。

第1戦:vs リーベル・プレート(6月17日)
初戦の相手は南米の名門・リーベル。
試合は前半からリーベルがペースを握り、最終的に浦和は1−3で敗戦。南米クラブの個人技と連携に苦しみ、決定力の差が浮き彫りとなる試合となりました。
観客動員数も寂しく、ローズボウルの収容人数(約9万人)に対し、1万2千人程度とやや空席が目立ったのも話題に。
第2戦:vs インテル(6月21日)
続く第2戦の相手はイタリアの強豪・インテル。
前半11分に渡邊凌磨がゴールを決め、浦和が先制する展開に。しかし、後半にインテルのロメル・ルカクらの攻撃陣が本領を発揮し、最終的に1−2で逆転負け。
この試合での敗戦により、浦和のグループステージ敗退が確定しました。
浦和レッズ、渡邊凌磨が示した可能性
敗退が決まったとはいえ、明るい材料もあります。
特にインテル戦での先制ゴールを決めた渡邊凌磨のプレーは、多くのサッカーファンやメディアの注目を集めました。
浦和の前線でスピードとテクニックを兼ね備える彼のゴールは、世界レベルでも通用する可能性を示唆するものでした。今後の日本代表入りにも期待が持たれます。
次戦の相手はメキシコのCFモンテレイ
浦和は6月25日(現地時間)に、グループ最終節でCFモンテレイと対戦します。キックオフは、日本時間で6月26日午前10時。
すでにグループステージ敗退が決まっている浦和にとって、この試合は「意地の一戦」となります。
モンテレイは、グループ突破をかけて全力でぶつかってくると予想され、厳しい戦いとなるでしょう。
しかし、若手やサブメンバーにチャンスを与える場としても、意味のある試合になるかもしれません。チームの今後を見据えたプレーにも、注目が集まります。
浦和レッズのクラブW杯での課題と今後の展望

今回のクラブW杯を通じて、浦和レッズが直面した課題は大きく3つあります。
課題 | 詳細 |
---|---|
決定力の差 | チャンスは作れてもゴールに結びつかない場面が目立ちました。特に強豪相手では一瞬の隙が命取りになります。 |
守備の連携ミス | インテル戦では終盤に決勝点を奪われるなど、集中力の面で課題が残ります。 |
国際経験の差 | 欧州・南米のクラブは試合運びや時間の使い方に長けており、浦和との経験値の差が浮き彫りに。 |
しかし、こうした経験は必ず将来に生きてきます。
国内リーグやアジアの舞台で再びアジア王者に返り咲き、2029年のクラブW杯でのリベンジに期待したいところです。
浦和レッズファン・サポーターの反応
SNS上では「浦和よくやった!」「相手が強すぎたけど、渡邊のゴールにはしびれた」など、労いと希望を込めた声が多く見られました。
一方で「もっとボールをつなぐ意識が必要」「海外経験が足りない」といった厳しい声もあり、期待値の高さが伺えます。
また、今回のクラブW杯は、スポーツ動画配信サービス「DAZN」で全試合視聴可能です。浦和レッズの過去2戦もアーカイブで視聴可能なので、見逃した方はチェックしてみましょう。
浦和レッズが世界の舞台で得た経験は必ず次につながる

2025年のクラブW杯は、浦和レッズにとって厳しい結果となりました。
しかし、世界の舞台で得た経験は大きく、若手選手にとっても貴重な成長の機会となったはずです。
次なる一戦・CFモンテレイ戦では、今大会最後の“浦和魂”を見せてくれることに期待しましょう。
日本代表やJリーグにフィードバックされる形で、この経験が今後の飛躍につながることを願ってやみません。